焦げたカボチャと夏の終わりの思い出

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 中途半端に余ったので適当にスライスして電子レンジで加熱して食べてしまおうとしたら、うっかり水分が飛んでしまいガッチガチになったカボチャ。見るからに食べられそうにないのに私の中のMOTTAINAIが再び発動した。せめて食べられそうな部分だけは責任を持って食べよう。そう思い口に含んだ途端、頭の中で夏の思い出が弾けた。子供のころに見上げた打ち上げ花火。遊んだ手持ち花火。蒸し暑い夏の夜、蚊取り線香のニオイ。煙い。焦げ臭い。ああそうだ、焦げ臭いのだ。ボリボリ噛んでいると焦げ臭さは抜けていき、我に返る。

 原因は水分を加えなかったこと、少量だったこと、スライスしていたことなど。煮物用にカットされているものを冷蔵庫の野菜室に入れっぱなしにしていて余計に水分が飛んでいたかもしれない。焦げるまで割とあっという間だった。反省している、とても。